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一応ことわっておくと当サイト『ヴィルトゥオーゾ』で紹介するプレーはすべて神技である。あえて劉永東に神技のサブタイトルをつけたのは拙文「劉永東は神になるか?」にかけてのことである。

 先週の東アジア韓国予選で劉永東(YOU Young-Dong ユゥ・ヨンドン)に会った。すでにお伝えしたとおり、この不世出の大前衛は2003年の世界選手権を最後に現役を引退し、コーチになった。現在も張漢渉監督のもとで韓国女子実業団チームの強豪、農協中央会のコーチをつとめる。張監督にチームの指導を一任されているようで、試合中も試合後も熱心な指導が続く。

 金明希(キム・ミョンヒ 2003世界チャンピオン)の引退で韓国女子の前衛陣はがたがたになったが、その再建は彼の肩にかかっているといったら言い過ぎだろうか。というのもヨンドンは韓国では数すくない前衛出身コーチとだからだ。いやそんなことはどうでもいい。本音のところでは、まだまだ若いだけに、プレーヤーとしての彼をもっとみてみたいという気持ちである。明日にでも復帰してほしいくらいである。

 予選終了後、彼は金智恩さんを通訳にともなって挨拶にきた。別れ際に「マカオで会いましょう」といっていたが、僕はコート上での彼に会いたい。叶わぬ夢であろうか?

 さてその劉永東のバックボレー。ややネットから離れた位置でのものだ。

 ネットから離れたボレーのことをローボレーとかハーフボレーとかいう人がいるが間違いである。用語は正しく使いましょう。

 一見してわかるとおり、非常にシンプル。そして完璧。ほとんど付け加えるとことはない。ただひたすらに見てほしい。どこをとっても誤解しようがないほど、簡潔でパーフェクトである。

 まあ、上級者はともかくビギナーやジュニアにはちょっと不親切なのでいくつかポイントを。

 まずリラックスした構え、スタンス、ラケットの位置、全てが模範的。そっくりコピーしてなんら差し障りがない。ストロークに入ってからの右肘の使い方にも注目、8コマめから肘がぐぐっとあがってくるが、なぜかこういう動作を否定するボンクラコーチがいるからだ。脇があいている、などとわけのわからないことをいうのである。脇から肘までを身体に密着したままボレーさせようとするのである。百年練習してもまともなボレーはできない。

 vol.2でも書いたが打球後、すぐに構えていることも学んでほしい。できていない選手がほんとおおいのである。まずそこからである(by TOSHI)

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