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ドーハで活躍が期待されるプレーヤー達 4 篠原秀典編

 昨年マカオで開催された東アジア五輪の代表決定戦は常のダブルスだけでなくシングルス(兼全日本選手権 徳島)もおこなわれた。その予選のコートサーフェ−スが本番のマカオのコートとちがって砂入人工芝であったので、それを問題視する声もあった。私もそう思う。やはり本番のサーフェ−スとそろえるべきだと思う。

しかし、フェアな予選をやることはやはりいいことだ。素晴らしいことだということの輝かしい証明が篠原秀典その人の存在である。

マカオでの東アジアを経験したあとの彼の充実ぶりがそれを雄弁に語っている。もともと才能豊かな選手であったことは疑いがないが、国際大会を経験することで化学反応をおこし、恐るべき能力の数々が引き出された。まさに目を見張るような成長をみせている。それはやがて「篠原の時代が来る!」と思わされるようなほどのものである。今回のアジア五輪での個人戦エントリーは残念ながらシングルスのみであり、おそらく団体戦でもシングルスに専念するのでは、と思われるが、そのシングルスで最高の成果をだしても少しも驚かない。

 

 

ここでの動画はダブルス時のもので、カットサーブ以後、ネットにつめている途中のプレーである。彼はダブルスにおいてもっとも過激にダブルフォワードをおこなう選手であり、まるで水を得たさかなのように自由に楽しげにふるまっている。

 画像はスプリットステップ(2〜5)→スライドフットワークで前進→ボレー(6〜27)→スプリットステップと進んでいく。インパクトは14と15の間。最初から順クロスへの流し気味のボレーを意図していたようだが、相手からの返球がおもったより、しかもかなり、速かったようで対応の苦慮している様子がみてとれる、が、結局、見事にさばききった。ぐっと差し込まれながらさらに左方向にコントロールするというもっとも難しいラケットワークの一つであり、こういうプレーはなかなか教えられるものではない。とくに肘の動きに注目してみてほしい。

 先日、大相撲の元小結舞いの海が「細かな技はおしえてくれないので盗むしかない」といっていたが、これはソフトテニスも同じである。いじわるでおしえてくれないのではなくて、教えられないのである。ここでのプレーもそのような類いのものである。

 

(by TOSHI)
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